2024.12.31ブログ:Yoshiizumiの部屋
「意識的にせよ、無意識的にせよ❝このままでいい❞と思っているから…」―― リーダーが破るべき“現状維持の呪縛”
こんにちは、吉泉 晶です。
2024年最後にお伝えしたいのは、
「❝このままでいい❞という考え」。
この言葉、どこかで自分に言い聞かせた経験はありませんか?
あるいは、チーム内でこんな空気を感じたことはないでしょうか?
意識的であれ無意識的であれ、「このままでいい」と思ってしまうと、
変化への意欲が消え、チームやリーダー自身の成長が止まってしまいます。
この状態は、個人にも組織にも見えない“呪縛”として大きなコストを生むのです。
現状維持が生む“見えないリスク”
一見すると「このままでいい」という思考は、安定や安心感をもたらします。しかし、それは同時に次のようなリスクを生むのです。
1. 成長の停滞
現状に満足すると、新しい挑戦や改善が遠のきます。
- 例:「今のやり方で十分成果が出ているから、新しい方法を試す必要はない。」
- 結果:気づかないうちに競合に追い越され、時代に取り残される。
2. 危機感の欠如
「このままでいい」という状態が続くと、問題が見えにくくなります。
- 例:「最近あまり成果が出ていないけど、大きな問題ではないだろう。」
- 結果:小さな問題が積み重なり、気づいたときには手遅れに。
3. チームの士気低下
現状維持は、メンバーの意欲を削ぐ原因になります。
- 例:「新しいアイデアを提案しても、どうせ採用されないだろう。」
- 結果:メンバーが受動的になり、活気のないチームになる。
リーダーが破るべき“現状維持の呪縛”
リーダーとして、チームの「このままでいい」という空気を感じたら、それを破る行動が必要です。
では、どのようにして現状維持の呪縛から抜け出せるでしょうか?
1. 「なぜ?」を問い続ける
現状に満足しそうなときこそ、「本当にこれでいいのか?」と自問する姿勢が重要です。
- 例:「この方法は効率的かもしれないけど、もっと良い方法があるかもしれない。」
- 目的:現状に疑問を持つことで、新たな可能性を探る。
2. 変化を恐れないリーダーシップ
リーダー自身が変化を恐れない姿勢を示すことで、メンバーも安心して挑戦できるようになります。
- 例:「今のやり方を変えるのは不安だけど、挑戦してみる価値がある。」
- 目的:変化をチャンスと捉えるマインドをチームに浸透させる。
3. チームに挑戦の場を提供する
メンバーが新しいことに挑戦できる環境をつくることが、現状維持を打破する鍵です。
- 例:「このプロジェクトで新しい手法を試してみないか?」
- 目的:挑戦を通じて学びと成長を促す。
4. 失敗を許容する文化を育てる
変化には失敗がつきものです。リーダーが失敗を受け入れる姿勢を示すことで、メンバーは挑戦を恐れなくなります。
- 例:「失敗してもいい。その経験を次に活かそう。」
- 目的:失敗を成長の糧とする文化をつくる。
変化がもたらすチームの進化
現状維持を破り、変化を受け入れることで、チームには以下のようなポジティブな変化が訪れます。
1. イノベーションの創出
現状に満足せず、新しいアイデアを追求することで、革新的な成果が生まれます。
2. メンバーのモチベーション向上
挑戦と成長の機会が増えることで、メンバーの意欲と士気が高まります。
3. 組織の持続可能性
変化に柔軟に対応できるチームは、どんな環境でも生き残り、発展する力を持ちます。
まとめ:❝このままでいい❞から抜け出そう
「意識的にせよ、無意識的にせよ❝このままでいい❞と思っているから…」というテーマでお話ししました。
現状維持は一見安心に思えますが、それは成長の停滞と危機の芽を内包しています。
リーダーとして、この呪縛を破るには:
- 現状に疑問を持つ姿勢を忘れない。
- 変化を恐れず、挑戦の場をつくる。
- 失敗を成長の一部と捉える文化を育む。
この3つを実践することで、あなたのチームは「このままでいい」から「もっと良くなる!」へと進化します。
それではまた、リーダーとチームの成長を後押しする言葉をお届けします。
こはるの入居者様の作品です。
素敵すぎて撮ってしまいました。
本年も多くの方に支えられて、ここまで来ました。
2025年もどうぞよろしくお願いいたします。