2024.10.23ブログ:Yoshiizumiの部屋
「チームで考える80:20の法則。その20は、避けている行動。それがボトルネックだ」:チーム全体を前進させるために避けてはならない行動とは?
こんにちは、吉泉 晶です。
今日はシリーズ3段目「チームで考える80:20の法則。その20は、避けている行動。それがボトルネックだ」というテーマでお話しします。
個人ではなくチームでの80:20の法則に注目し、成果の80%を生み出す重要な20%が何なのか、
そしてその20%が実はチーム全体で避けている行動である可能性が高いことについて掘り下げていきましょう。
チームのボトルネックとなっている「避けられている行動」に気づき、それを突破することで、チーム全体が劇的に前進するはずです。
チームでも「80:20の法則」が働く
まず、80:20の法則をおさらいしておきましょう。
80:20の法則、またはパレートの法則とは、成果の80%は、全ての行動や要因の20%から生まれているという考え方です。
これは個人だけでなく、チームや組織のパフォーマンスにも当てはまります。
つまり、チーム全体の成果の80%は、全ての活動の中で20%にあたる重要な行動やプロジェクトから生まれているということ。
しかし、この重要な20%の行動やプロジェクトは、なぜかチーム全体で無意識に避けられていることが多いのです。
そして、この「避けている行動」が、チームのパフォーマンスにおけるボトルネックとなり、結果的にチーム全体の進捗を遅らせているのです。
避けている20%の行動がボトルネックになる理由
チームで避けられている行動は、しばしば次のような理由で見過ごされていることが多いです。
- 難易度が高い
この行動は難しい。時間がかかる。やり方が分からない。そんな理由で避けられがちです。
チーム全員が「できれば他の誰かがやってくれないかな…」と思っていることが、実はチーム全体の成長を妨げる重要なボトルネックだったりします。 - リスクが伴う
成果が見込まれるけれど、失敗するリスクが大きい行動も避けられがちです。
挑戦することに対して「失敗したらどうしよう」と恐れが強いため、チーム全体が無意識のうちに避けるようになり、その結果、重要な成長の機会を逃していることがあります。 - 責任が重い
この行動を成功させるには、チームのリーダーや特定のメンバーが大きな責任を負わなければならない場合、避けられることがあります。
リーダーやメンバーが負担を感じるため、その責任を他に回したり、先延ばしにすることで、チーム全体が前に進めない状況を作り出してしまいます。
これらの要因によって、チームが本当に必要としている20%の行動が後回しにされるか、もしくは完全に避けられることで、チーム全体が停滞してしまうのです。
避けている行動こそがボトルネックとなり、チームの本来の力を発揮できなくしているんです。
ボトルネックに気づき、突破する方法
さて、それではどうすればチームが避けている20%の行動に気づき、ボトルネックを突破できるのでしょうか?ここでは、そのための具体的なステップを紹介します。
- 避けている行動を明確にする
まずは、チームが避けている行動をリストアップしましょう。ミーティングやディスカッションを通じて、
メンバー全員で「何か先延ばしにしていることはないか?」「皆が触れたくない、やりたくないと感じていることは?」という視点で洗い出してみることが重要です。 - 重要度と影響力を評価する
避けている行動の中で、どれが本当にチームの成果に大きな影響を与えるかを評価します。
時間やリソースが限られている場合、チームにとって最も効果的な行動を特定することが大切です。これが、チームの「20%」にあたる行動です。 - リーダーシップを発揮して挑戦する
避けていた行動に取り組むには、リーダーシップが不可欠です。
リーダーが率先してそのボトルネックに向き合い、他のメンバーが「リーダーが動いているのなら、私たちもやるしかない」と思えるような勇気と姿勢を示すことが重要です。
リーダーの行動が、チーム全体の風向きを変えるのです。 - 小さなステップから始める
避けていた行動を一気に解決するのは難しいことが多いです。だからこそ、小さなステップから始めましょう。
最初は一部のメンバーだけで取り組むプロジェクトでもいいし、短時間でできる小さなタスクでもかまいません。
最初の一歩を踏み出すことで、次のステップが見えてくるはずです。 - 成功体験を共有し、チームの士気を高める
避けていた行動に取り組み、それが成功した場合、チーム全体でその成果をしっかりと共有しましょう。
成功体験を共有することで、チーム全体のモチベーションが上がり、「避けていたことでも、やればできる」という自信につながります。
チームで避ける行動が、最大のチャンス
ここで大切なのは、避けている行動がボトルネックであると同時に、それが最大の成長のチャンスであることに気づくことです。
チームが避けがちな行動やプロジェクトには、大きなリスクや責任が伴いますが、そのリスクこそがチーム全体を一段上のレベルに引き上げる機会でもあるのです。
例えば、難しい顧客対応や新しい技術導入、組織内でのコンフリクト解消など、避けられていたことに正面から取り組むことで、
チーム全体のスキルや協力体制が一気に向上することがあります。
だからこそ、ボトルネックを避けずに、あえて挑戦する姿勢が必要です。
まとめ:避けている行動こそが、チームのボトルネックを突破するカギ
「チームで考える80:20の法則。その20は、避けている行動。それがボトルネックだ」というテーマでお話ししましたが、
避けている行動はチーム全体にとって避けられない成長のカギです。チームが避けていることにこそ、大きな成果を生むチャンスが潜んでいます。
その20%を見つけ、ボトルネックを解消するために、勇気を持って一歩踏み出してみてください。
チーム全体で協力し、避けていたことに取り組むことで、予想以上の成長や成果が待っているはずです。
それでは、また次回、チーム全体を成長させるためのお話でお会いしましょう!
こちら・・・ホルメン!です。