2024.02.13デイホーム ももか
「おたんじょうび」
とても暖かいです。とても二月とは思えない暖かさです。
花の芽を探し庭の土をジッと見ている人がいたら、それは私です。
ある日、「あと4日で誕生日だ!」
珍しく自らの誕生日をカウントダウンして待ちわびている利用者様の姿が。
「もちろんわかってますよ!盛大にお祝いですね!」
どうやら、今年は年齢的に節目となる誕生日。
これまでの誕生日とは何かちがう心持ちがあるご様子です。
「さて、どう祝おうかな~?」
例年、
お誕生日のカードや私たちからのメッセージなど自身の道具箱に張り付けて大切にしてくださっている利用者様。
プレゼントは毎年恒例の10B鉛筆にしようと思っていましたが、「まてよ…?」
いつもスペイン語について熱く教えてくださる利用者様。
白雪姫の劇もやりたいと言っていたような。難しいこと書かれた紙の切れ端を大事に張り付けているなぁ。
「そうだ、スペイン語でスペシャルなカードを作ろう!」
今年の誕生日カードはスペイン仕様で作成してプレゼントをさせていただきました。
そして、スクラップブックと、リンゴの花器、絵筆も一緒に。
当日、笑顔の写真は利用者様らしさあふれる一枚となりました。
そして、また別の日。
今度は別の日にお誕生日を迎える利用者様。
「わたし、今年の誕生日は本当に祝わなくてもいいから」「お願いね」
職員全員にそう伝えてこられました。
私たちも考え、その言葉の裏にあるものを探ろうなどしましたが、
普段の利用者様の姿や言葉を思いうかべ、
「今回は利用者様のいう形にしようか」という答えになりました。
当日、朝から利用者様の様子をうかがいます。
すると気になる言葉がありました。
それは何気ない言葉でしたが、私たちにはピンと感じるものがありました。
お誕生会はせずいつもと同じように一日を終え、
帰りの送迎に一人になったタイミングで職員から「お誕生日おめでとうございます」と伝えさせていただきました。
すると、「覚えていてくれたの?今日は本当にありがとう。
お昼ご飯もすごくおいしかった。
ありがとうね。
こういう対応をしてくれて本当に良かった。これからもよろしくね」と笑顔の利用者様。
正しい形を求めるよりも、なによりも心を寄せるということを大事にしたいなぁと思った二つの誕生日のエピソードでした。
お誕生日おめでとうございます!そしていつもありがとうございます。
デイホームももかでは一緒に働く仲間(介護職員)を募集しております(^^♪
未経験の方も大歓迎です。
ももかは、それぞれが大切にしていることを、互いが大切にできるような場をつくっています。
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メンバー一同心よりお待ちしております(^^)